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今日のデヴェンドラのライブは本当に最高だった。カエターノやムタンチスみたいな粋なロックだった。アシッド・フォーク的な要素は感じなかったけど、そんな事はどうでもいい。エドガー・ジョーンズを観た時みたいに音から文化の記憶みたいなモノが発せられていた気がする。国粋主義とか、そういう次元じゃなくて、アイデンティティの話ね。
にしても、すっかりインディ・キッズから見放されてんだなぁ~って感じの客層でしたね。端からインディ・キッズなんてどうでもいいけど。あれを興味ないって言われちゃうとどうにもこうにも困っちまうぜ。打つ手なし。
さてさて、某レーベルのブログに書いた2009年振り返りをそのままコピペしておきます。書き忘れたこととしては、Eduardo Mateoをよく聴いたことや、RCのyoutubeをよく観たことなどが挙げられますかね。あと、10年ぶり位に行ったカラオケでレッド・ウォーリアーズの「バラとワイン」を熱唱したら思いの外、気持ちが良かったということも忘れてはいけませんね。
以下がコピペです。
年末に聴いた
大工哲弘・大工苗子&スカル・トゥンジュン『ガムラン-ユンタ』が
2010年への宿題となった。
コードではなくリズムと旋律。
それはミニマリズムとフリー・ジャズを経由したからこそ、
リアルに響くのだろう。
この作品を聴いたことでサブライム・フリークエンシーズから
一歩先に進めたような気がしている。
当然ながら、それは『SWEET DREAMS』や『ユリシーズ』で
文章を書かせて貰えたことがとても大きな契機となっているのだが。
工藤冬里さんと吉増剛造さんの共演を東大で観ることが出来た。
パフォーマンス中は“場”自体が屹立した異空間へと変貌を遂げ、
聴いたことも見たこともない音と言葉の小宇宙に
連れて行かれるような錯覚に陥ってしまった。
その後発売された、
Maher Shalal Hash Bazの『C’est La Derniere Chanson』に
収録されている『冷たい雨』という曲を30回位続けて聴いて、
そのうち5回位は一緒に歌った。
歌詞に酔えることを幸せなことだと思った。
Akron/Familyの来日公演が素晴らしかった。
快楽的でありながら、なおかつ観念的な演奏を、
バランス感覚という言葉を使わずに成し遂げていた。
演奏自体が時代への無意識の批評となるロックのライブでは、
稀に会場が一つの幻想に包まれる事がある。
あの日、新代田のFEVERに居合わせた人たちは
全員で何かを共有していた、と僕は今も思っている。
明け方、3時から5時かけて、
佐藤聰明『太陽賛歌』をよく聴いていた。
初めてこの作品を聴いた時は、何故か震えと動悸が止まらなくて、
このままどうかなってしまうんではないだろうか
という恐怖に襲われた。
次に聴いたら、不思議とその恐怖が快感に変わっていた。
恐怖体験は新しい情緒を生み出すということが分った。
その他、よく聴いたCD
Mauricio Kagel『Kagel2』
久保田麻琴『南嶋シリーズ』
Puente Celeste 『Canciones』
佐藤聰明『曼荼羅三部作』
戸張大輔『ドラム』
Johnny Thunders『Hurt Me』
Miles Davies『In A Silent Way』『Nefertiti』
高瀬アキ+井野信義『天衣無縫』
Sabu Orimo『Wind Songs』
Rocky Erickson『Never Say Good-Bye』
Big Star『Keep An Eye On The Sky』
Wild Classical Music Ensemble『Wild Classical Music Ensemble』
Kaushiki Chakrabarty『Live at Saptak Festival』
King Crimson『太陽と旋律』
V.A『UNICORISMO selected By Shhhh』
Masters Musicians Of Bukkake『Totem One』
http://www.youtube.com/watch?v=JvjB-jTXoKI
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